介護技術講習会

2022年9月、本校で介護技術講習会が行われました。

介護福祉士資格を取得する際、一部の方は筆記試験の他、実技試験も必要となります。

しかし、この実技試験は、あらかじめ介護技術講習会を受講することで免除されます。

介護技術講習会の対象となるのは、EPA介護福祉士候補者の方と、福祉系高校を卒業された方の一部です。

介護福祉士試験の受験資格について、詳しくは社会福祉振興・試験センターのホームページをご確認ください。

https://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html

今回、介護技術講習会に参加されたのはEPA介護福祉士候補者の皆さん。

インドネシアやフィリピンの出身で、それぞれ介護施設で実務経験を積んでいる方々です。

介護技術講習会では、(1)介護過程の展開、(2)コミュニケーション技術、(3)移動の介護等、(4)排泄の介護、(5)衣服の着脱の介護、(6)食事の介護、(7)入浴の介護等、(8)総合評価の8項目、合計32時間の講義を4日間にわたって行います。

実技の講習は、講師が説明、実演をした後、受講者の皆さんが実践します。

各自がペアとなり、介助者役、利用者役に分かれて行います。

講師からの説明も、受講者自身が実技で行う声かけも、もちろんすべて日本語。

介護施設で働いているだけあって、皆さんとても日本語が上手でした。

介助をする上で大切なのは、「適切な声掛けをすること」「利用者様の意思や体調を確認すること」「利用者様の残存機能を生かすこと」。

介助をする際は、利用者様とコミュニケーションを取り、気持ちや具合を確認することが不可欠です。

また、何でも利用者様のお手伝いをするのではなく、できる限り利用者様ご自身で行ってもらい、残存機能を伸ばす援助をすることも重要なことです。

4日間にわたる講習を終え、最後は講師が見守る中、1人ずつ実技試験。

果たして結果は……?

修了試験、全員無事合格! おめでとうございます!

この介護技術講習会を茨城県内で開催しているのは、現在本校のみです。

介護技術講習会についてご興味のある受講者様、介護施設様はどうぞ本校までお問い合わせください。